避難指示解除後の福島県浪江町の現地報告書

はじめに

 

このレポートは、新建築家技術者集団の災害復興支援会議(旧称:東日本大震災復興支援会議)が 2017 年 9 月 25・26 日に行った福島被災地(浪江町)の視察報告です。

東日本大震災による地震と津波に起因した東京電力福島第一原発の事故と被曝災害は、人類史にも記録されるべき大惨事です。新建の復興支援会議も、当然福島の原発事故被災地の支援に強い関心を持ってきました。福島県の幾つもの市町村が直接的な被災地となっていますが、新建は福島大学名誉教授で浪江町復興に大きな役割を果たしてきた鈴木浩氏が会員あることから浪江町との関わりが生まれました。

 

2012年の「建まちセミナー/仙台」では、浪江町を主対象として<原発事故で何が起きているか>をディスカッションし、深刻な事態を共有しました。さらに、2015年には「建まちセミナー/福島」を開催。一般には入れない原発事故被曝地(主として浪江町)を、目の当たりにするという貴重な現地視察を行いました。

その浪江町の中心部分がいよいよ避難指示解除される時が来ました(2017年3月末)。それは、持ち越してきた課題が一気に表面化する時でもあります。

解除されたのは町の2割の地域に過ぎません。町の西側大半は帰還困難区域のままであり、被曝による健康への影響の不安は払拭されていません。多くの町民は長期の避難生活で町外での生活が根付いており、現在では帰還したひとは数%に過ぎません。

こうした状況でのまちの復興は大変厳しいものです。その実態を直接見聞しようと、この現地視察は行われました。短期間の視察で十分とは言えませんが、この報告で被災の実態を少しでも伝えられた幸いです。

なお、新建機関誌「建築とまちづくり」2018年3月号でも、この問題を取り上げています。併せてお読み下さい。

 

 

新建災害復興支援会議 鎌田一夫


報告書の一部抜粋

資料編


■ 詳しくは下記をダウンロードください

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01-表紙:Ⅰ-1,2 浅井:三浦.pdf
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02-Ⅱ-1~5 浅井:佐藤:渡辺:鎌田.pdf
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03-Ⅲ-1~3 新井:鎌田:乾.pdf
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04-おわりに:資料.pdf
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